ドメインとサーバーが誰の名義か、
自分で調べる方法

「このホームページ、うちの名義になっているのか分からない」。公開情報で調べるところと、契約資料で確かめるところを分けて説明します。

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ホームページを制作会社にお願いしている方から、こんなご相談があります。

「うちのホームページのドメイン、うちの名前になっているんでしょうか?」

別の会社に依頼するときも今のアドレスを使えるか。その確認には、登録名義だけでなく、契約内容や引き継ぎの条件も関わります。

まずは自分で調べられる情報を集め、分からない部分を契約先に確認しましょう。調べるのは次の3つです。

  • ドメイン(ホームページのアドレス)の名義
  • サーバー(ホームページの置き場所)の契約者
  • Googleのお店情報(地図に出るページ)の管理権限
別々に確認する3つの対象。ドメインはホームページのアドレス、サーバーはデータの置き場所、地図のお店情報は営業時間や電話番号など。
アドレス・データの置き場所・地図のお店情報は、それぞれの契約や管理者を確認します。

1.ドメインの名義を調べる

ドメインの登録情報は、次の無料サービスで調べられます。ただし、登録者の名前などは非公開の場合もあり、公開情報だけで名義を確定できるとは限りません。

入力するのはドメイン名です。たとえば https://www.example.com/about/ なら example.com を入れます。主に次の項目を見ますが、サービスやドメインの種類によって表示名・公開範囲は異なります。

表示される項目意味見るポイント
Registrant(登録者)登録されている人・会社自分の名前や会社名か、代理表示・非公開か
Registrar(登録業者)登録を取り扱っている会社問い合わせ先を探す手がかり。請求元と同じとは限らない
Expiration Date(有効期限)ドメインの期限更新が近い時期が分かる

「自分の名前が出てこない」場合

すぐに「他人のもの」とは判断できません。次のような場合があります。

  • 非公開・代理表示になっている:名前が伏せられたり、「Privacy」「Proxy」などが表示されたりします。この画面だけでは実際の登録者を判断できません。契約資料や管理画面を確認し、不明なら契約先に問い合わせます
  • 制作会社などの名前が表示されている:登録を代行しているのか、どの名義で契約しているのかを確認します。引き継ぎの条件も、書面で確かめましょう
公開情報で名前が非公開の場合もあるため、契約資料と管理画面の両方で登録者を確かめる図。
名前が出てこなくても、他人名義とは限りません。資料や管理画面を確認し、不明な点は契約先に聞きましょう。

「Transfer Prohibited」と出ていたら

clientTransferProhibited のような表示は、ほかの会社へ移せないようにする鍵がかかっている状態です。移す予定があるときは、今の会社に解除をお願いすることになります。

参考:ICANNの登録情報検索について(公式・英語)

2.サーバーの契約者を調べる

サーバーは、画面を見ても名義が分かりません。確かめる先は次の順です。

  1. 毎月・毎年の請求書を見る。サーバー会社の名前で請求が来ていれば、契約者は自分たちの可能性が高い
  2. 制作会社へまとめて払っている場合は、その内訳を出してもらう(「サーバー代がいくら含まれているか」を聞く)
  3. サーバー会社の管理画面に、自分のIDでログインできるか試す

自分たちでログインできない場合は、IDが分からないのか、操作を委託しているのかを確認します。契約名義と操作できる人は別のことなので、分けて記録しましょう。

3.Googleのお店情報の管理権限を調べる

地図に出るお店の情報(Googleビジネスプロフィール)は、ホームページとは別に管理します。営業時間や電話番号を誰が更新できるか、確かめておきましょう。

まず、お店の管理に使っているGoogleアカウントでログインします。管理画面を開けたら、「ビジネス プロフィールの設定」→「ユーザーとアクセス権」で、登録されている人と役割を確認します。「オーナー」と「管理者」では、他の人を追加できるかなどの権限が異なります。

編集ボタンが見つからなくても、他人が管理しているとは限りません。ログイン中のアカウントが違う場合や、オーナー確認が済んでいない場合もあります。分からなければ、設定を担当した人に確認しましょう。

参考:Google公式ヘルプのオーナーと管理者の確認ビジネス プロフィールの始め方

調べた結果を、1枚の表にする

3つ調べたら、次の形でまとめておくと、あとの判断が早くなります。実際にご相談をお受けするときも、まずこの表を作るところから始めます。

契約書に書かれた名義と、ログインして操作できる人を分けて記録する図。
契約の名義と、実際に操作できる人は別々に記録します。分からない欄は「未確認」で大丈夫です。
もの契約名義・権利や役割実際に操作できる人
ドメイン  
サーバー  
ホームページ本体(記事・写真)  
Googleのお店情報  

名義と、実際に操作できる人は、別に書くのがこつです。分からない欄は「未確認」として、確かめた資料や確認先もメモしておきましょう。

この記事は、契約をやめることをすすめるものではありません。契約が有効かどうか、解約できるかどうかといった法律の判断は、弁護士などの専門家の領域です。ここでお伝えしているのは「今どうなっているかを自分で確かめる方法」までです。

自分で調べるのが難しいときは

お店の名前とホームページのアドレスを送っていただければ、外から分かる範囲を無料で確認してお伝えします。契約や名義まで一緒に確かめる「しっかり診断」もあります。

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収まらない部分は、図を上下・左右に動かしてご覧ください。